「古くてあたらしい仕事」(島田 純一郎著)

■久方振りのブログ

■5年間学んだ大学院も卒業し、コロナの影響もあり仕事も今一つであり、時間に余裕ができつつある。 

■そこで、今まで、観た映画や読んだ本の感想をまとめておこうと思い立った次第である

■まずは、今読んでいる本から。

■33歳で小さな出版社を立ち上げた島田潤一郎さんのエッセイ集

■小説家を志したが、夢はかなわず。会社員になろうと50社以上の会社に就職のエントリーを行ったもののことごとく断られ、一時は自殺も考えた。従兄の死をきっかけに、悲しみをかかえた叔父と叔母のために、一編の詩を一冊の本にしてプレゼントしたい、という想いから、出版社を立ち上げるに至る。

■”いまにもおおきなかなしみにさらわれそうになっているひとりひとりに人に一冊の本を手渡すイメージ”での創業。

■静かな語りの中に、なにものかに突き動かされるような筆者の熱い想いが感じられる。

■苦悩をくぐり抜けてきた人にしか書けない文章に深く心を打たれた。

■”本屋は勝者のための空間ではなく、敗者のための空間なんじゃないかと思っている。誰でも敗者になったときは、町の書店へ駈け込んだらいい”、いい言葉ですね!!

 

11月も中旬へ

■10月初旬にある程度の仕事をやり終えて、少しのんびりしていたら、アッという間に11月だ。

■新年会への出席確認の電話なんかも入ってくるし、もう年末年始モードが始まっているのかな・・・。

■今日も、2つほど、報告モノをこなして、明日は課題への取り組み。

■まあ、こんなペースで年末突入なのでしょうね!!

宮本 輝「流転の海」完結

 ■いよいよ最終ですか。輝さんの大ファンだったのですが、ここ4~5年、小説という小説が読めなくなりました。気力が続かない。文学青年、中年だった私なのですが、不思議なものです。

■そうはいうものの、輝さんのライフワーク、一巻から読んでみるかな・・・。


 
 

 

秋晴れの土曜日

■授業のため、家を7時半に出る。授業は10時からであり、駅構内でモーニングをいただく。

 

■地元の駅舎2階から、蔵王の山並みを見るとほのかに赤味がかっている。明日あたり、山にでも登るかな・・・。

 

■昨夜は、黛まどかさんの「奇跡の四国遍路」を読んでいたら、夜中の1時半になってしまった。 黛さんは、スペインの巡礼路も歩いているようで、歩きながら俳句をつくる、平成の女性芭蕉かもしれず。感情の抑制が効いていたいい文章であった。

■私もいつかは「四国巡礼」「スペイン巡礼」に旅立ちたいものだ。